日々感じたことをつづる   のほほんブログです。


by asadoricite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

読書日記

渋谷
藤原 新也 / 東京書籍
ISBN : 4487801265




藤原新也が好きである。尊敬している。
でもその理由を言葉にしようとすると
陳腐で嘘っぽくなってしまう。
自分でもうまく説明できない。

だけどその理由は
新しく出た 『渋谷』 にすべて詰まっている気がした。
この本は藤原新也が
現代の”少女”について書いた本である。

不登校、援助交際、センター街の女子高生。

眉をひそめられる存在である彼女たちのことを
私はあまり考えたことがない。
この本の中で藤原新也は
彼女たちと話し、彼女たちを撮影し
彼女たちですら気づいていなかった彼女たち自身の姿を浮かび上がらせる。

藤原新也の撮影後
不登校の少女が学校に行くようになったという。
これはどういうことか。
私は藤原新也が”撮影”という行為に
どれくらいのものを込めているのかと考える。
私がデジカメのシャッターを押すのとは
全く違う。
藤原新也がシャッターを押す瞬間
おそらく藤原新也本人が自分をさらけだし
被写体の彼女たちを全力で受け止め
全肯定しているのだと思う。

・・・やっぱりうまく言葉にできない。
[PR]
by asadoricite | 2006-06-05 21:11 | 読書日記