日々感じたことをつづる   のほほんブログです。


by asadoricite
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カテゴリ:読書日記( 17 )

止まらない・・・

弥勒 (講談社文庫)
篠田 節子 / / 講談社
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文庫本のこの厚さ、
このタイトル。
篠田節子という人。
どれをとっても自分では本屋さんで手に取ることもなかったであろうこの本を
職場の人が貸してくれて恐る恐る読み始めた。
すると・・・
予想もつかない展開にページをめくる手がとめられず
久しぶりに目がショボショボするまで読み続けた。
「アルマーニならエンポリオはやめて」という世界から
衣食住全て、夫婦さえ自分では選べない世界へと。
想像を絶するような魑魅魍魎の場面も多々あり
文章の世界だけに怖さも倍増。でも怖いもの見たさがまさり・・・
理想とする社会ってなんなんだろう、とか
極限状態で人は何を求めるのか、とか
考えてしまった。

その後にたまたま読んだこの本も
共通するものを感じた。
望みは何と訊かれたら
小池 真理子 / / 新潮社
ISBN : 4104098086
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はじめに目指しているものは素晴らしいものでも
思想の偏りって結局のところ破滅へと進んでしまうのかなっていうところ。
小池真理子さん作なので”愛”を中心にするすると読めてしまう。

じっくり読書したいときにオススメ。
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by asadoricite | 2008-01-23 00:35 | 読書日記

お酢をあい酢

京都のお酢屋のお酢レシピ (アスキームック)
飯尾 さとみ / / アスキー
ISBN : 4756148751
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このレシピはどれもなかなかおいしい
と母が送ってくれた本。
京都の老舗のお酢屋”飯尾醸造”の4代目の奥さんと娘さんが書いている。
今日は試しに『アボカドが主役のポテトサラダ』と『お酢屋の麻婆豆腐』を作ってみた。
いつものレシピもお酢が入るとまろやかでやさしい味になる。
b0096080_22385236.jpgもともとお酢類は好きで
家にも純米酢や黒酢、ワインビネガーにバルサミコ酢などがあるけど
こちらの飯尾醸造には「紅芋巣」「無花果巣」「黒豆酢」などがあるらしい。
美容にも健康にもよいお酢、良いですね。

飯尾醸造のホームページにも最新のお酢レシピが載っているし
お酢の通信販売もしているので、興味のある方はそちらもチェック!
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by asadoricite | 2007-09-02 22:32 | 読書日記
働きマン 4 (4) (モーニングKC)
安野 モヨコ / / 講談社
ISBN : 4063726266
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安野モヨコはどうしてこんなに働く人の気持ちがわかるんだろう・・・
しみじみそう思ってしまったマンガ。
ところどころ身につまされて泣きそうになってしまった。

”イヤなことも沢山あったし 
 他の女の子はどんどん異動していったけど
 気付いたら残ってた
 他の部署での経験もないまま7年目 29歳
 このままここにいてもいいけど
 ・・・いや いいのか?”

と考える主人公松方弘子(29)はまさに自分みたいだし。

”ここんとこ体が重くてこう・・・ぼんやりしてて・・・やる気でないんですよ
 週刊誌の仕事に疲れたっていうのもあるのかな
 もう6年で・・・
 ふと立ち止まってみたら足の下になにもないっていうか
 「何やってんだ?俺」って思ったら足が進まなくなっちゃったんだよな”

と考える波多野弘行(30)の気持ちだってむちゃむちゃわかるって!

”働きマン”4巻目にして最高傑作だって私は思う。
そして松方のがんばりやタフさに励まされちゃうんだよね。
10月からは菅野美穂主演でTVドラマにもなるというこの”働きマン”
目が離せませんよ!!!
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by asadoricite | 2007-09-02 12:55 | 読書日記

脳をつくる休日

b0096080_21194882.jpg私は今まで休日の過ごし方は
結構アクティブ派だったと思う。
それが、前述の夏バテ更新により
気力体力共に落ち込んでおり
日曜日の今日も朝からグデ~っとしてしまっていた。
最近自転車にはまっているイヌ氏にくっついてサイクリングをしようかとも思うのだが
身体はごろ~んと転がりっぱなし。
そうだ・・・今日は脳でもつくってみるか。
先日購入した脳の本に
ペーパークラフトの脳の付録が付いていたので
重い腰をあげて取り掛かってみる。b0096080_2120597.jpg

脳の形を切りとり、いくつものタッグに切り込みをいれ
机の角に紙を当ててしごき
丸みを出す。
先程のタッグのひとつひとつに竹串でのりをつけて貼り合わせる。
気付けば片方の脳が出来上がる頃にはもう1時間以上経過していた。

食事をしてからもう片方の脳に取り掛かり
結局、優に3時間はかけて脳は完成した。
5枚の紙でできているとは思えない立体感。
小脳をくっつけるところは難儀した。
は~、しかし脳をペーパークラフトにした人はエライなぁ。

ま、たまにはこんな休日もいいか。


脳を学ぶ―「ひと」がわかる生物学
森岡 周 / / 協同医書出版社
ISBN : 4763910493
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by asadoricite | 2007-08-26 21:20 | 読書日記

愛すべきピクトさん

は~っ!
4月から続いていたゴタゴタばたばたの日々であったが
昨日ひとつカタがつき、
今日は久しぶりにのびのび気分。

楽しみにしていた友人二人との下北デート。b0096080_23464771.jpg
大好きな遊べる本屋Village Vangardにて
とり好みの本を見つけた。「ピクトさんの本」である。
b0096080_234781.jpg

⇒こういうピクトグラム(絵文字)を目にしたことがあるでしょう?
このピクトグラムのピクトさんについて本書の中ではこう言っている。

~引 用~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ピクトさんは、いつも酷い目にあっている。転んだり、頭を打ったり、転落したり、はさまれたり、自らの体を犠牲にして、道行く人に危険を知らせてくださっているのである。我々はその痛々しいメッセージを、敬意を持って受け止めなくてはいけない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と。

そしてピクトさんを転倒系やかけこみ系、落下系など10種類に分類して解説している。
友人2人もはまってしまい、3人で教科書のように揃って購入し
お茶を飲みながら広げて笑ってしまった。

そしてだんだんピクトさんが愛しく思えてくる。

日本ピクトさん学会なるものもある様子。サイトチェックを!


ピクトさんの本
内海 慶一 / / ビー・エヌ・エヌ新社
ISBN : 4861005043
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by asadoricite | 2007-06-02 23:43 | 読書日記
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『3日で運がよくなるそうじ力』を読んだ。
ここに書かれていることに目新しいことはない。

散らかっているのは部屋ではなく
自分の頭であり心である。
そうじをすることによって
頭や気持ちが整理され
気分が良くなり効率が上がり
選別する力がつき
結果運まで上がってしまう、というものである。

今までだってどこかで聞いたことがある内容なのに
私が今そうじにはまってしまったのは
”まずは換気するだけでいい、
換気していればそのうちにそうじをする気力体力がグングンとわいてくる”
と書かれていたからだろうか。
第一歩をたやすく踏み出させてしまう力が
この本には、ある。

そして換気を始めた私は
今まで朝寒くてちぢこまっていた身体が
新鮮な空気を入れることでかえってしゃっきりと伸び
よどんでいた部屋の空気が動き出すことに驚き
モノを捨て始めたらなんだかどんどん楽しくなり
今日帰ったらどこをそうじするか?
が楽しみになり
職場の机を掃除したら
書類の山から必要なものを探し出す時間が省け
・・・・というようになんだかすっかり”そうじ力”のとりこになってしまったのである。

3日で運がよくなる「そうじ力」
舛田 光洋 / / 三笠書房
ISBN : 4837963625
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そしてそうじをしていて、もう一冊思い出した本があった。
私が大学生の頃に夢中で読んでいた沢木耕太郎の『深夜特急』である。
深夜特急〈1〉香港・マカオ
沢木 耕太郎 / / 新潮社
ISBN : 4101235058
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たしかインドだったと思うが
沢木耕太郎が手づかみでカレーを食べた瞬間にこう思うシーンがある。
「またひとつ、自由になれた」
と。スプーンというモノから自由になれたということなのだが、
私は大好きな深夜特急の中でもこのシーンが特に印象に残っている。
そしてそうじをしていると、
(私の勝手な思い込みだが)同じような気持ちになることが出来る。
どんどんモノから自由になれる、と。
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by asadoricite | 2007-01-17 18:03 | 読書日記

地下道を降りていくと

私たちは なんて幸せなのだろう
自分が どんな世界に生きているのか
知らないでいられるのだから
           ヴィスワヴァ・シンボルスカ 『なんという幸せ』より

地下鉄
ジミー / / 小学館
ISBN : 4097273620
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この絵本の著者、台湾在住の絵本作家ジミーは、
白血病で死を見つめたことがきっかけで創作活動に入ったという。

盲目の少女が
閉じこもるだけの日々から一歩足を踏み出して
地下鉄の世界に降りていく物語。b0096080_2220940.jpg
ぽっかりと地上に口をあけた地下道を降りていくと
そこは・・・
ページをめくるとすっかり少女の行く地下鉄の世界にひき込まれて行く。
美しく繊細でキュートで夢のようで、でもどこかに影があり
また謎解きみたいにページに隠されている絵もあって何度見ても飽きない。
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ウォン・カーウァイがほれ込んで映画化したというのもうなずけるけれど
この雰囲気は絵本でしか出せないんじゃないかな?

傷ついたり、悩んだり、立ち止まったりしている
すべての大人に読んでほしい
大人のための絵本です。
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by asadoricite | 2007-01-06 22:09 | 読書日記

読書の秋

読書の秋ということで、最近読んだ本の紹介。

働きマン 3 (3)
安野 モヨコ / 講談社
待ってました!働きマン3巻発売!
出版社で働く男前、松方弘子28歳。
僕らはみんな働くために生きている!
このマンガ、結構深いと思います。
でも1巻、2巻の方が面白かったかな。

死国
坂東 真砂子 / 角川書店
「四国は死国、古来死霊の住まう島だったのだ。
四国八十八ヶ所の霊場を死者の年の数だけ逆に巡ると死者が甦る・・・」
もしかしたら四国って
本当にそういう場所なのかもしれないな、と思った。
ホラー映画って苦手だけど、映画『死国』は結構面白かったんだよなぁ・・・
「映画より、原作の方がずっと面白いんです!」って職場の後輩が貸してくれた本。
こ、こわいよ。でも止まんないよ。
ってかんじで一気に読んでしまった。

ガール
奥田 英朗 / 講談社
『イン・ザ・プール』の奥田英朗が30代OLを書いている。
気軽に読めて、ちょっと痛快。
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by asadoricite | 2006-10-16 21:42 | 読書日記

乗り過ごすほど面白い。

普段電車に乗らないあさどりであるが
昨日の出張もどきと今日のお出かけと二日続けて電車で乗り過ごしてしまった。
あほである。
本を読んでいたのである。
昨日は『ビタミンF』、そして今日は『イン・ザ・プール』。
イン・ザ・プール
奥田 英朗 / 文藝春秋
ISBN : 416320900X
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伊良部総合病院の地下にある精神科の扉を開けると
「いらっしゃ~い」と甲高い声で迎える精神科医、伊良部一郎。
訪れる患者はプール依存症、陰茎強直症、妄想癖・・・
でもこの医者の方がもっとヤバイ。色白、小太り、注射フェチ。
とんでもない治療が展開されるのだが・・・
何故か患者が治っちゃったりして。
トンデモナイ!でもなんかイイ!伊良部!
乗り過ごすほど面白い本。オススメです。
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by asadoricite | 2006-09-28 21:13 | 読書日記
ビタミンF
重松 清 / 新潮社
   
「中途半端だよな、三十七、八って」
「うん・・・」
「俺は『まだ』だと思っているし、お前はどうせ『もう』なんだろ?」
当たり、だ。

遅ればせながら2~3年前の直木賞受賞作である
重松 清の『ビタミンF』を読んだ。
よかった。一気に読んでしまった。
7編の短編からなっているが、
主人公はみな家庭を持ち子供がいる30代後半の男性。
だから、同じような状況下にある人は
かなりシンパシーを感じながら読めるのではないかと思う。
女の私でも30代の中途半端さや焦燥感はすごくよくわかる。
変化のない日常や思い描いていた未来とは違う現実に
どこかで諦めている彼らが、周囲の人に対してほんの一歩踏み出していくところで
物語は幕を閉じている。
傍目には大きな変化ではないけれど、
彼らの心の中で眠っていた何かが目を覚ますような感じを受けた。
そして自分の心の中にもなにやらビタミンの小さな錠剤が溶けて広がっていくような
そんな感じを受けるのである。
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by asadoricite | 2006-09-27 23:17 | 読書日記