勘弁してください!大竹伸朗
2006年 11月 03日
私はこの大竹さんのことを全く知らなかったのだが
”じゃりおじさん”で世界的に有名らしい。現在50歳。
美術館に近づくと建物の上に「宇和島駅」の表示。
む?むむ?
このとき感じた疑問はこの展覧会のほんの序章に過ぎず
地下から3階までの広いフロアを埋め尽くす作品の数・数・数・・・
完璧に圧倒される。
作品を作るのは膨大な時間を費やしているのだと思うが、見るのはほんの一瞬のこと。
なのにもう見切ることが出来ない。
このところ疲れきっているあさどりは後半息切れ状態。
大竹さん、降参です!と言いたくなる。
しかも作品はパチンコ屋の看板であったという自由の女神の「女神の自由」から
重さが何十キロもあるというスクラップブックまで何でもあり。
全くもって理解不能。
完璧にヤバイ!
でも、大竹さんはホントにスクラップを愛していたりして
たとえこんな風に認められなくても
きっと自分の好きなことを他人から見たら異常なくらいにやっちゃう人。
それってやっぱ才能だなと思う。
私には理解できないことが多いけど
彼は理解なんて求めてないし
ちょっとかっこいいかも。
もしもあなたがルノアールみたいなきれいな絵よりも
わけのわからない絵のほうが好きで
大竹さんに対決できるくらいの体力があって
何かにガツンとやられたければどうぞ。
でも私はもうおなか一杯です。
en-taxi No.15 (AUTUMN 2006) (15)
柳 美里 / 扶桑社
ISBN : 4594604595
スコア選択:
*雑誌「en-taxi」でみうらじゅん、リリーフランキーと大竹さんが対談しているのを読んだら面白かったです。
by asadoricite
| 2006-11-03 21:21
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